こんにちは、
横浜市港北区に10月1日に開業したばかりの、
けあくる訪問看護リハビリステーション新横浜 看護師の工藤です。
みなさん日本にはたくさんの行事食があることを知っていますか?
徐々に日本の文化や伝統が薄れてきてるようですが、今まで大切にされてきたものたちにはそれぞれ意味が込められています。
『健康』には食が欠かせませんね。
せっかくなので楽しみながら健康で美味しい食事をしてみてはいかがでしょうか?
今回は1月の行事食について健康情報と共にご紹介します。
●お屠蘇(おとそ)
お清めの意味を持ち、屠蘇散(とそさん)と呼ばれる漢方をお酒やみりんに浸したもの。
『無病息災』を願って元旦に飲むものとされています。
- 山椒:胃を整える
- 陳皮(チンピ):みかんの皮を乾燥させたもの。血管の拡張によって血流を改善させるスペリジンを含み、風邪症状や冷えの改善効果もあるとされています。
- 桂皮、肉桂:発汗、解熱、整腸作用
その他にも抗菌、抗炎症作用、鎮痛に効果がある生薬が含まれているようです。
●七草粥
七草にはそれぞれ邪気を払い万病を防ぐという意味があり、現在はおせち料理で疲れた胃を休ませる意味で食べることも多いようです。
ビタミンC、ミネラル、食物繊維を豊富に含み、貧血防止や生活習慣病の予防に効くと言われている。
人日の節句が由来となり、1月7日に振る舞われます。
●おしるこ
お正月に飾っていた鏡餅を割り入れて食べるもの。お迎えした神様の力が宿った鏡餅を食べることで1年の活力を得るといった意味を持つとされています。
あずきには利尿作用のあるサポニンや、さまざまな病気の原因になりがちな活性酸素を身体から除去するポリフェノールも含まれています。
さらにホルモンを作る亜鉛や血液中の赤血球を作る鉄、血圧の上昇を抑えてくれるカリウムが含まれており、餅と食べるため糖質が高く太るのではと言われているが、栄養が豊富であるため適度な量をいただいてみてはいかがでしょうか。
1月は新年を迎える月でもあり、有名な行事食が多いですね。
お正月にたくさん食べて胃が疲れているという方もこうした行事食で胃腸を整えてみてはいかがでしょうか。
ちょっとした知識があると患者さんとの会話も弾みそうですね。
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