こんにちは、
横浜市港北区の「けあくる訪問看護リハビリステーション新横浜」 看護師の工藤です。
訪問看護師としての日常では、様々な利用者宅を訪れるため、トイレの利用が微妙な問題となることがあります。
でも、訪問看護師は利用者さんのお宅ではトイレを借りることはありません。
今回は、なぜ利用者宅のトイレを利用すべきではないのか、そして、そのような状況に直面した時の対処法について、実体験を交えてご紹介します。
利用者宅のトイレを借りない理由
訪問看護の基本方針として、利用者の自宅でトイレを借りることは避けるべきです。
主な理由は、感染予防と利用者のプライバシー保護にあります。
利用者の家庭では水道代をはじめとする追加負担や、訪問者による私物の使用に対する抵抗感が存在することが多いからです。
また、訪問看護師が利用者宅のトイレを使用することにより、プライバシーの侵害や不快感を与えかねないという配慮もあります。
※ただし、衛生面の配慮としてケア前後には手を洗う場所(洗面台など)をお借りすることはあります。
対処法とおすすめの場所
基本的には、訪問前に自宅や事業所でトイレを済ませておくべきですが、長時間の訪問や移動で外出する場合は、公共施設やコンビニエンスストア、ドラッグストアなどでトイレを借りることが一般的です。
これらの場所は、予め訪問ルート上でチェックしておくと安心です。
*番外編:ある訪問看護師のケース*
「どうしても…の緊急時、利用者宅でのトイレを借りました」
避けられない緊急の場合は、利用者や家族に対して正直に状況を説明し、トイレをお借りすることがあります。
その際は、使用後は清潔に保ち、可能であれば携帯用の除菌クリーナーで拭くなど、丁寧な対応を心掛ける必要があります。
また、感謝の意を示し、トイレットペーパーを使い切った場合などは、適切な対応を伝えることが大切です。
訪問看護師として働く上で、トイレの問題は日々の業務で避けて通れない課題の一つです。
できる限り利用者宅でのトイレ使用を控え、外出先でのマナーを守ることは、プロフェッショナルとしての信頼性を保つ上で重要な行動です。
この振る舞いが、地域での看護師の印象につながり、結果的に利用者獲得にも繋がるかも知れません。
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