けあくる訪問看護リハビリステーション新横浜の理学療法士の「垰野さんインタビュー」第3弾として、「垰野さんが思う訪問看護業務」についてお話しいただきました。

【利用者・家族とのコミュニケーションにおいて心掛けていることはありますか？】

病院の時と家とでは全然違うなと思って、日々過ごしてるんですけど、利用者さんは、家に帰ってくるとパワーアップします。　
基本的に、そこにご家族様もいらっしゃって、もちろん人によるんですけど、まず、この方どういう方なのかな？　っていうところを捉える必要がありますかね。
喋りかけられるのが嫌な人もいますし、お友達 感覚で接してくる方もいますし、孫のようにかわいがってくださる方もいますし
っていうところはあるんですけど、どこまで踏み込んでいいのかなっていうところは、僕も気をつけなきゃいけないところではあるんですけど。
結構 最初すごくフレンドリーだった方が、意外と後から、おやおやってなる方もいらっしゃったりして。
そこでギャップが生まれて、「この人嫌」みたいな拒否につながったりとかっていうところはあるので、踏み込むタイミングとかを気をつけてます。

ご家族様もそうですね。
まずは、ちょっとずつキャラクターをつかむにしています。

あと、不安を煽らないように。
これやばいなって思ってても、「ちょっと僕も分かんないんで、一回看護師さんと相談してみますね」みたいな・・・
安易にポンポンって、会話をし過ぎないように、なるべく気をつけてはいるんですけど。

距離が近すぎると、意外と自分でしゃべってたりとか、するようなことがあるので、ずっと気をつけていかなきゃいけないところだなとは、思ってます。

【多職種連携で心掛けていいることはありますか？】

リハビリ職が話すことが多いのは、やっぱりケアマネさんが多いので　些細なことでも、エピソードを連絡して、そこでコミュニケーションを取るっていうところは大事にしてます。

例えば、
「ちょっと肘をぶつけちゃったみたいで、痣にできてるんですけど、とりあえず骨折とかそういうのはなさそうなんで大丈夫です」とか、
それこそ、転倒しちゃったとか、そういったエピソードなんかは、電話とかで連絡しておくと喜ばれるかなぁ。

連絡して、いつもありがとうございますって言ってくださるケアマネージャーなんかは多いので、それも一つの営業になってきますし、報連相にもなるかなと。

でそのまま、その最近効果とどうですか？体とか、お話もあったりするんでそこで共有のお話もできますし、こまめに、何かあったらとりあえず連絡してみるっていうところは、心掛けています。

【病院と訪問看護における環境の違いを感じたことはなんですか？】

やっぱりこう、利用者さんとどうしてもマンツーマンてことがほぼほぼなので。
（たまにご家族様とか、ケアマネージャーさんがいらっしゃったりとかってことありますけど）
ある程度自分の持ってるスキルの中で自信を持って、しっかりできるかなと。
（病院では）いろんな人の目があって、誰かが見てるんじゃないか、あそこに看護師さんがとか、ワチャワチャってこういろんなスタッフがいてとか、落ち着きがない空間だったりとか、僕も病院にいた時は少し、ちょっとこの緊張するなみたいなとこあったりしたので、（訪看では）気持ちは、すごく楽かなと。

ただ、逆に一人なので、「何かあったら自分である程度その場では対処しなきゃいけない」っていうところが、悪い点になりますし、何もできなかったら本当に何もできないので。良くも悪くもですかね。

【訪問看護における自分の役割と業務に対して心掛けていることはありますか？】

皆さん（病院など）自主トレの紙とか、そういうのをお渡ししてくださるんですけど、実行してないとかその辺にほったらかしてるとか、よくあるところなので、そうであれば、もう最初からこういう業界（居宅サービスに）に繋げておいていただくっていうのは、
やっぱり大事かなとは思うんですけど。

僕もそうだったんですけど、訪問看護ってあることは知ってるんだけど、どういうものかを知らないから、病院を退院する時に
そのままそっち（訪問看護）につなげましょうっていう意識にならない人がとても多いのかなって。
ちょっと偏見かもしれないですけど。

僕らも何かお伝えできたらいいなと思いますし、訪問というか、お互いの理解とかもっと必要なのかなぁって。

どうしてもご年齢とか疾患、ご病気っていうものによって、これ以上伸びない（良くならない）っていうケースの方もいらっしゃるので、そうなった時には今の身体の状態をキープしていかなきゃいけないですし、伸ばせる方はどんどん伸ばしていきたい、

だからそこに寄り添えればと思います。

いかがでしたでしょうか？
今回は、、「垰野さんが思う訪問看護業務」について語っていただきました。

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