訪問看護師の現場で『看取る』ということ

こんにちは、
横浜市港北区の「けあくる訪問看護リハビリステーション新横浜」　看護師の工藤です。

今日は、訪問看護師としての大切な役割の一つ。

「看取る」ということについてお話しします。

訪問看護の道を選んだ私たちは、常に利用者さんの健康と安全を守ることに全力を尽くします。
看護師としての私たちの役割は、利用者さんの生活全般をサポートすることであり、そこには生涯の最期のステージを迎えた方を看取るという重要な仕事も含まれています。

「看取る」というのは、利用者さんが最期の時を安心して迎えられるよう、その人が過ごした人生を尊重し見守ることを意味します。これは容易な仕事ではなく、時には心が痛むこともあります。
看護師としての使命感を感じながら対応しなければならないこともあります。

利用者さん一人ひとりの人生は、その方だけのもの。

その人生に寄り添い、最期の時までを一緒に過ごすことは、私たちにとって貴重な経験となります。それは人間の尊厳を保つための看護の一部であり、同時に人間としての敬意と共感を深める瞬間でもあります。

看取りの時は、人として感情が大きく動く場面です。

しかし私たち訪問看護師は、その瞬間にできる限り寄り添い、利用者さんや家族の思いを理解し、見守ることでそれを乗り越えます。涙がこぼれることもありますが、その辛さや悲しみを乗り越えることが看護師としての成長につながるのかも知れません。

そして、私たちが提供するケアの価値を見つめ直す機会でもあります。

訪問看護の現場は、人生に寄り添う現場です。

毎日の訪問のなかで「看取る」という経験をするとき、看護師としてだけではなく、人としても学ばせていただいていると感じます。

訪問看護師のリアルな声もご紹介していきますのでまた読んでいただけたら嬉しいです。
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